原題
Pembrolizumab Plus Docetaxel Versus Docetaxel for Previously Treated Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer: The Randomized, Double-Blind, Phase III KEYNOTE-921 Trial.
背景:KEYNOTE-921試験では、アンドロゲン受容体経路阻害薬(ARPI)による治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者を対象に、ドセタキセルにペムブロリズマブを追加した場合の効果を評価した。
方法:mCRPCの成人1,030名をペムブロリズマブ+ドセタキセルまたはプラセボ+ドセタキセルに無作為に割り付け、主要評価項目は放射線学的無増悪生存期間(rPFS)および全生存期間(OS)とした。
結果:最終解析時、rPFS中央値はペムブロリズマブ群で8.6ヵ月、プラセボ群で8.3ヵ月であったのに対し、OS中央値は19.6ヵ月対19.0ヵ月であった。有害事象はペムブロリズマブ群でより多くみられた。
結論:ペムブロリズマブを追加してもアウトカムは改善せず、標準治療は依然としてドセタキセルである。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01283
PMID: 40043230
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