脳転移に対する定位放射線手術後の局所制御および放射線壊死に対する切除縁拡大の影響:系統的レビューおよびメタ解析。

原題
The Impact of Margin Expansions on Local Control and Radionecrosis Following Stereotactic Radiosurgery for Brain Metastases: A Systematic Review and Meta-Analysis.
背景:脳転移に対する定位放射線手術(SRS)における局所制御(LC)と放射線壊死(RN)に対するマージン拡大の影響は不明である。本研究の目的は、マージン拡大を伴うSRSと伴わないSRSの間のLCとRNの割合を比較することである。

方法:PICOS/PRISMA/MOOSE基準を用いて系統的レビューとメタ解析を行い、SRSで治療した5,015病変のデータを持つ17の研究を対象とした。

結果:1年LC率は同程度であった(マージンあり88.4%対マージンなし83.0%、p=0.28)。X線RNの発生率も同程度であった(9.2%対7.0%、p=0.56)。

結論:マージン拡大はLCまたはRNに有意な影響を及ぼさなかった。この問題を包括的に調査するためには、さらなる前向き研究が必要である。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2025.01.012
PMID: 39954813

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