原題
Minimal Residual Disease-Based End Point for Accelerated Assessment of Clinical Trials in Multiple Myeloma: A Pooled Analysis of Individual Patient Data From Multiple Randomized Trials.
背景:多発性骨髄腫(MM)に対して新たに承認された併用療法は、患者の生存率を有意に改善し、より早期の臨床試験エンドポイントの必要性を促している。この研究は、無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の予測因子として、微小残存病変陰性完全奏効(MRD-CR)を評価することを目的とした。
方法:4,773人の患者を対象とした11件の研究に焦点を当てて、20件のランダム化試験からのデータを分析し、9ヶ月または12ヶ月のMRD-CRが統計モデルを用いて臨床的利益を予測できるかどうかを評価した。
結果:MRD-CRは、新たに診断されたMM患者および再発/難治性MM患者において、PFSおよびOSと強い相関を示し、全体的なオッズ比は一貫して3.06を超えていた。
結論:9か月または12か月での10しきい値でのMRD-CRは、MM試験における迅速な薬物承認のための効果的な中間エンドポイントとして役立つ可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02020
PMID: 39938021
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