原題
Transanal vs Laparoscopic Total Mesorectal Excision and 3-Year Disease-Free Survival in Rectal Cancer: The TaLaR Randomized Clinical Trial.
背景:本研究では、短期転帰に関する以前の研究に続いて、直腸癌患者における経肛門的直腸間膜全切除術(TME)と腹腔鏡下TMEの長期腫瘍学的転帰、特に3年無病生存率を比較した。
方法:2016年4月から2021年6月まで、中国の16施設で無作為化非盲検非劣性第3相試験として実施され、臨床病期I~IIIの中下部直腸がん患者1,115人を登録し、2024年6月に追跡調査を終了した。
結果:3年無病生存率は、経肛門TMEで82.1%、腹腔鏡TMEで79.4%であり、非劣性マージンを満たした。3年全生存率はそれぞれ92.6%と90.7%であった。
結論:経肛門的TMEは腹腔鏡下TMEと比較して3年無病生存率が非劣性であることを示しており、中下部直腸癌患者に対する外科的選択肢としての実行可能性を示唆している。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.24276
PMID: 39847361
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