原題
Proton radiotherapy significantly reduces pneumonia in oesophageal cancer patients.
背景:食道癌(EC)に対する術前補助化学放射線療法(nCRT)は標準的であるが、しばしば合併症、特に肺炎を引き起こす。本研究では、陽子線治療(PRT)は光子線治療(PhRT)と比較して肺炎の発生率を低下させるという仮説を立てた。
方法:2014年10月から2022年6月までにPRTまたはPhRTを伴うnCRTおよびその後の食道切除術を受けたEC患者のデータを、多変量ロジスティック回帰を用いて肺炎リスクを評価し、用量-効果関係の主成分分析を用いて分析した。
結果:313人の患者のうち、肺炎は28%で発生し、PRTで有意に低かった(12%対32%、p<0.01)。
結論:PRTは、PhRTと比較して肺および心臓への線量が低いため、肺炎の発生率を低下させる。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.12.036
PMID: 39800330
Open Access
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