原題
Reducing radiation-induced hypothyroidism by modified delineation of cervical lymphatic drainage area for nasopharyngeal carcinoma treated by intensity-modulated radiation Therapy: 3 years’ experience.
背景:放射線誘発甲状腺機能低下(RIHT)は、上咽頭癌(NPC)患者における強度変調放射線療法(IMRT)の合併症である。本研究では、甲状腺の保護と生存に対する修正描写(MD)の影響を評価する。
方法:後ろ向きコホート研究では、レベルIIIとIVの転移リンパ節のないNPC患者を分析し、標準描写(SD)と総頚動脈を温存したMDを、定期的な甲状腺機能モニタリングと比較した。
結果:374人の患者の中で、MD群は甲状腺線量指標が低く、3年RIHT発生率が有意に低下し(23.5%対40.0%、P=0.005)、生存率は同程度であった。
結論:総頚動脈を温存することは、生存率を低下させたり再発リスクを増加させることなく、甲状腺被ばくとRIHTの発生率を低下させる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110713
PMID: 39800271
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