食道癌における生存への影響を識別するための最適な放射線誘発リンパ球減少症指標の定義。

原題
Defining the optimal radiation-induced lymphopenia metric to discern its survival impact in esophageal cancer.
背景:放射線誘発リンパ球減少症(RIL)は食道癌患者の腫瘍学的転帰に悪影響を及ぼすが、臨床応用のための最適なRIL指標は依然として定義されていない。本研究は、生存に関連する最良のRIL指標を特定することを目的とした。

方法:本研究では、2004年から2022年までに同時化学放射線療法を受けた食道癌の患者を、リンパ球絶対数(ALCs)と好中球数に焦点を当てて分析した。Cox回帰モデルにより、様々な指標で無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)を評価した。

結果:1,339人の患者の中で、CRTの3週目のALCは、PFSおよびOSの優れた予測因子として浮上した(c統計量はそれぞれ0.683および0.662)。

結論:CRTの3週目のグレード3以上のRILは、生存転帰の最も信頼できる指標であり、将来のリンパ球減少症緩和戦略および臨床試験に焦点を当てる必要がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.12.014
PMID: 39755214
Open Access

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