原題
Colorectal cancer incidence trends in younger versus older adults: an analysis of population-based cancer registry data.
背景:結腸直腸癌の発生率は、高所得国の若年成人(50歳未満)で上昇しており、高齢者(50歳以上)では安定または減少傾向にあるのとは対照的である。本研究では、これらの年齢層における現代の発生率の傾向を調査する。
方法:50カ国のWHO-International Agency for Research on Cancerからのデータを、結腸直腸癌の年齢標準化発生率(ASR)(1943~2003年および2015~17年)に焦点を当てて分析した。ジョインポイント回帰を用いて傾向を可視化し、平均年間変化率(AAPC)を推定した。
結果:早期発症型結腸直腸癌の発生率は50カ国中27カ国で増加し、ニュージーランドとチリでは有意に増加した。
結論:この知見は、若年成人を対象とした認識と早期発見の取り組みが緊急に必要であることを強調している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00600-4
PMID: 39674189
Open Access
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