高齢患者における脊柱SBRT:医原性脊椎圧迫骨折リスクに対する年齢および用量の影響。

原題
Spine SBRT in Geriatric Patients: Implications of Age and Dose on Iatrogenic Vertebral Compression Fracture Risk.
背景:この研究は,医原性脊椎圧迫骨折(VCF)の発生率に焦点を当てて,70歳以上の患者における脊椎転移に対する定位放射線治療(SBRT)の効果と安全を評価する。

方法:研究者らは、70歳以上の患者252人を対象にレトロスペクティブ解析を実施し、2008~2021年の脊髄SBRT治療のデータベースから得られたアウトカムをレビューした。一次アウトカムにはVCFリスクが含まれ、二次アウトカムでは局所再発および全生存(OS)が評価された。

結果:追跡期間中央値は16.9ヶ月であった。OS中央値は20.3ヶ月であり、2年局所失敗率は14.3%であった。累積VCFリスクは、12ヶ月目および24ヶ月目でそれぞれ8.4%および12.3%であった。

結論:脊椎転移に対するSBRTは高齢患者に対して実行可能であるが、86歳以上の患者はより高いVCFリスクに直面しており、慎重な検討が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.082
PMID: 39580002
Open Access

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