チロシンキナーゼ阻害薬による治療を受けた転移性がん遺伝子による非小細胞肺癌患者を対象とした地固め定位放射線治療の第II相試験。

原題
Phase II trial of consolidative stereotactic body radiation therapy in patients with metastatic oncogene-driven non-small cell lung carcinoma treated with tyrosine kinase inhibitors.
背景:進行したEGFR/ALK/ROS 1誘導性非小細胞肺癌(NSCLC)を管理するための体幹部定位放射線治療(SBRT)の有効性は、特に第一選択のチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)治療後の病変部位での高い再発率を考慮すると、不明である。

方法:単一群の第II相試験では、TKIに反応する転移性がん遺伝子によるNSCLC患者27人を対象に、残存病変部位に対するSBRTが評価された。

結果:12か月の遠隔失敗(DF)率は19%で、無増悪生存期間の中央値は15.0か月であった。2年局所失敗率は11%、全生存率は88%であった。

結論:SBRTは遠隔疾患制御の改善に有望であり、さらなる無作為化研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.10.022
PMID: 39577475

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