原題
Short-course hypofractionated proton beam therapy, incorporating (18)F-DOPA PET and contrast-enhanced MRI targeting, for patients aged 65 years and older with newly diagnosed glioblastoma: a single-arm phase 2 trial.
背景:高齢の膠芽腫患者は予後が悪く、生存期間中央値は6〜9か月である。本研究では、正確な標的化のためのF-DOPA PETと、生存と生活の質(QOL)を改善するための陽子線治療について検討した。
方法:第2相試験では、新たに膠芽腫と診断された患者(65歳以上)を登録し、用量漸増陽子線治療とテモゾロミドの併用を用いて、12ヵ月時点での全生存期間を評価した。
結果:登録された43人のうち、39人が治療を受けた。全生存期間中央値は13.1ヵ月であり、12ヵ月時点で56%が生存していた。有害事象にはCNS壊死および血小板減少症が含まれたが、重篤な事象は報告されなかった。
結論:F-DOPA PETガイド下陽子線治療は生存率の改善と管理可能な副作用を示しており、標準治療と比較してさらなる調査が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00585-0
PMID: 39571596
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