チャイルド・ピューA型肝硬変患者とチャイルド・ピューB/C型肝硬変患者における肝細胞癌に対する定位放射線治療後の転帰。

原題
Outcomes After Stereotactic Body Radiation for Hepatocellular Carcinoma in Patients With Child-Pugh A Versus Child-Pugh B/C Cirrhosis.
背景:定位放射線治療(SBRT)は肝細胞がん(HCC)の局所領域治療であるが、様々なレベルの肝機能障害(チャイルド・ピューA対B/C)を有する患者におけるその有効性を評価する必要がある。

方法:単一施設でSBRTで治療された80人のHCC患者の後ろ向き分析では、51人のCP A患者と29人のCP B/C患者を比較して、局所制御、全生存(OS)、および毒性を含む結果を調べた。

結果:両群は、同様の病理学的完全奏効率(63%CP A、61%CP B/C)および1年局所制御率(93%CP A、91%CP B/C)を示した。OSはCP Aで85%、CP B/Cで61%であった。

結論:SBRTは両群とも実行可能であるが、CP B/C患者では毒性が高いため、リスク対ベネフィットに関する懸念が生じており、進行した肝硬変患者におけるSBRTに関するさらなる研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101631
PMID: 39559260

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