原題
Role of consolidative thoracic and prophylactic cranial radiation in extensive stage small cell lung cancer in chemo-immunotherapy era.
背景:進展型小細胞肺癌における強化胸部および予防脳放射線の有効性は依然として議論されている。本研究では、化学療法(CT)または化学免疫療法(CT-IO)のいずれかの全身療法(STX)で治療された患者における放射線療法(RT)の利用に影響する因子とその全生存(OS)への影響を検討した。
方法:診断時に脳転移のない患者について、NCDB(2017~2019年)のデータを解析した。OSの転帰を評価するために、多変量解析および傾向マッチングを用いた。
結果:計890人の患者がRTを受け、有意なOSの改善を示した(HR:胸部で0.80、脳で0.77)。RTの選択は臨床的因子に影響された。
結論:STX後のRTは、進展型小細胞肺癌患者のOSを有意に向上させ、胸部RTと脳RTの併用は、いずれかの治療法単独よりも大きな利益をもたらす。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110619
PMID: 39537032
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