原題
Patient reported fatigue after proton therapy for malignant brain tumours – Is there a relation between radiation dose and brain structures?
背景:疲労は放射線治療患者の日常生活に有意に影響し、いくつかの研究は放射線量と脳照射領域の疲労との間の関連を示唆している。本研究では、治療を最適化するために、悪性脳腫瘍に対する陽子線治療(PBT)後の患者報告アウトカム指標(PROM)を調査した。
方法:PBTを投与された167人の成人患者を、MFI-20およびEORTC QLQ-C30を用いて様々な間隔で疲労および健康関連の生活の質について評価した。治療計画からの線量測定データは、スピアマンの順位検定を用いて分析した。
結果:36か月後、重度の疲労は報告されなかった。特に12か月と36か月で、放射線量と疲労指標の間にいくつかの相関が存在した。
結論:PBTは忍容性が高く、疲労レベルは一貫しており、平均脳線量を低減することによるベネフィットを示唆している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110582
PMID: 39427932
Open Access
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