原題
Intensity Modulated Carbon Ion Radiation Therapy Using Pencil Beam Scanning Technology for Patients With Unresectable Sacrococcygeal Chordoma.
背景:本研究は,切除不能な仙尾骨脊索腫(SC)に対するペンシルビーム走査を用いた強度変調炭素イオン放射線療法(IM-CIRT)の安全性と有効性を評価する。
方法:寡分割IM-CIRTを70.4 Gyの中央値で16分割で治療した35人の患者、54.3%の再発症例について遡及的分析を行った。
結果:3年全生存率は93.2%、無増悪生存率は61.8%であり、肉眼的腫瘍体積が有意な予後予測因子であった。患者の8.57%に重度の遅発性毒性が発生したが、重度の急性毒性は観察されなかった。
結論:IM-CIRTは良好な結果と最小限の晩期副作用を示し、SC治療における局所制御の実行可能な選択肢であることを示唆した。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101558
PMID: 39410957
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