膀胱アジュバント放射線療法(BART):第III相多施設ランダム化比較試験からの急性および遅発性毒性:BART RCTにおける急性および遅発性毒性。

原題
Bladder Adjuvant RadioTherapy (BART): Acute and Late Toxicity from a Phase III Multicentre Randomized Controlled Trial: Acute and late toxicity in BART RCT.
背景:本研究は、高リスクの筋層浸潤性膀胱癌(MIBC)における根治的膀胱摘除術(RC)および化学療法後の膀胱アジュバント放射線療法(RT)を調査したBART試験からの毒性を報告する。

方法:RC後に高リスクの特徴を有する非転移性MIBC患者を、4施設にわたって観察(Obs)またはRTに1:1で無作為に割り付け、RTはストーマ温存IG-IMRTとして処方された。急性および遅発性毒性はプロトコールに従って評価した。

結果:登録された153人の患者のうち、グレード3の急性毒性に有意差は見られなかった(Obs:4.2%、RT:1.6%)。しかし、グレード2の毒性はRTの方が高かった(17.5%対1.1%)。晩期毒性率は同程度であった。

結論:この試験では、重度の急性および遅発性毒性は低く、観察とRTの間で同程度であった。腫瘍学的転帰は保留中である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.040
PMID: 39353477

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