横紋筋肉腫における早期腫瘍体積変化の予後的意義。

原題
The Prognostic Significance of Early Tumor Volume Change in Rhabdomyosarcoma.
背景:本研究は横紋筋肉腫(RMS)患者の早期腫よう容積変化と全生存(OS)及び局所再発との相関を分析することを目的とした。

方法:レトロスペクティブ分析には、グループIII/IV RMSと診断された55人の患者が含まれていた。腫瘍体積は、治療前および早期治療中(8~12週目)にCT/MRIスキャンを用いて評価した。相対容積変化(RVC)を算出し、Cox回帰分析でOSとの関連性を解析したが、Fine-Grayモデルでは局所再発を評価した。

結果:RVCの中央値は-86.4%であり、肺胞RMSは有意に低下した。RVCは、FOXO1融合陰性の胎児/紡錘細胞RMSにおけるOS(HR 0.5)および局所再発(HR 0.57)と関連していた。

結論:早期の腫瘍体積の減少は、特定のRMSサブタイプにおける転帰の改善と相関する。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101561
PMID: 39346695

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