肝細胞がんに対する局所領域療法と免疫治療の併用による完全奏効。

原題
Complete Response to Locoregional Therapy Plus Immunotherapy for Hepatocellular Carcinoma.
背景:これまでの研究では、局所進行肝細胞がん(HCC)患者の42〜50%が局所領域療法(LRT)と免疫治療(IO)の併用後に完全寛解(CR)を達成したことが示されているが、CRの予測因子とIO後の長期転帰は十分に調査されていない。

方法:このコホート研究では、2018年1月から2022年12月までのLRT-IO後にCRを達成した切除不能なHCC患者を評価し、手術または継続IOなしで転帰をモニタリングした。

結果:63人の患者のうち29人がCRを達成し、75.5%の3年全生存率を示した。CRに関連する要因には、血管浸潤がないことと腫瘍サイズが小さいことが含まれていた。

結論:これらの知見は、LRT-IOが切除不能なHCCに持続的な反応をもたらすことを示しており、さらなる試験が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.4085
PMID: 39325464

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