原題
Final, 10-Year Outcomes with Nivolumab plus Ipilimumab in Advanced Melanoma.
背景:生存率が改善されたため、進行メラノーマ患者におけるニボルマブ+イピリムマブまたはニボルマブ単剤療法とイピリムマブとの比較による生存転帰に関する長期データが必要である。
方法:未治療の進行メラノーマ患者を、ニボルマブ+イピリムマブ、ニボルマブ+プラセボ、またはイピリムマブ+プラセボの3つの治療レジメンに無作為に割り付け、生存期間および治療の持続性に関する10年間の結果を報告した。
結果:10年目の全生存期間中央値は、ニボルマブ+イピリムマブ群で71.9ヵ月、ニボルマブ群で36.9ヵ月、イピリムマブ群で19.9ヵ月であった。メラノーマ特異的生存期間は、ニボルマブ+イピリムマブ群で120ヵ月を超えた。
結論:イピリムマブ単独と比較して、ニボルマブ+イピリムマブおよびニボルマブ単独療法で継続的な生存利益が観察された。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2407417
PMID: 39282897
コメント