新たに診断されたAMLに対する7+3含有標準または高用量ダウノルビシンによる単回または二重導入:Study Alliance Leukemiaによる無作為化DaunoDouble試験。

原題
Single or Double Induction With 7 + 3 Containing Standard or High-Dose Daunorubicin for Newly Diagnosed AML: The Randomized DaunoDouble Trial by the Study Alliance Leukemia.
背景:本研究は,新規に診断された急性骨髄性白血病(AML)患者におけるダウノルビシンの最適用量と導入サイクル数を確立することを目的とした。

方法:新たにAMLと診断された18-65歳の患者を、7+3誘導レジメンでダウノルビシン60 mg/mまたは90 mg/mのいずれかを受け、その後、骨髄芽球レベルに基づいて2回目の誘導サイクルを受けるか、全く受けないかのいずれかに無作為に割り付けた。

結果:864人の患者が割り付けられ、2つの用量間で奏効率または生存率に有意差は認められなかった。さらに、2回目の導入サイクルでは、反応者の無再発生存率および全生存率への影響は最小限であった。

結論:本研究では、高用量および追加の導入サイクルでは有意なベネフィットが得られないため、ダウノルビシン60 mg/mで十分であると結論付けている。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00235
PMID: 39284116

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