PARP阻害薬による維持療法中に治療されたオリゴプログレッシブ卵巣癌患者に対する定位放射線治療:エピメテオレトロスペクティブ研究からの有効性と有害事象。

原題
STEREOTACTIC BODY RADIOTHERAPY FOR OLIGOPROGRESSIVE OVARIAN CANCER PATIENTS TREATED DURING PARP INHIBITOR MAINTENANCE: EFFICACY AND ADVERSE EVENTS FROM THE EPIMETHEO RETROSPECTIVE STUDY.
背景:この観察的、後ろ向き、多施設研究(エピメテオ)は、維持療法中にPARP阻害剤(PARPi)を投与された少数転移性卵巣癌(OC)患者における定位放射線治療(SBRT)の安全性と有効性を評価することを目的とした。

方法:PARPi中に少数転移性進行を経験した患者はSBRTを受け、維持療法は広範な疾患進行まで継続した。主要評価項目には、次の全身治療の無変化生存率(NEST-FS)および毒性レベルが含まれた。

結果:158の病変に対してSBRTで治療された74人の患者のうち、重度の毒性が発生したのは3%未満であった。NEST-FSの中央値は10か月で、2年局所制御率は68.1%であった。

結論:PARPiと併用したSBRTは低い毒性と長期のNEST-FSを示し、少数転移性OCに対する有効な治療戦略としての可能性を示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.010
PMID: 39255875

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