原題
Safety and efficacy of odronextamab in patients with relapsed or refractory follicular lymphoma.
背景:Odronextamabは、CD20×CD3を標的とする二重特異性抗体であり、再発/難治性B細胞非ホジキンリンパ腫の治療に有望である。
方法:この第II相試験(ELM-2;NCT03888105)では、少なくとも2回の前治療後に再発した濾胞性リンパ腫の対患者を対象とした。被験者にはオドロネクスタマブを21日サイクルで投与し、サイトカイン放出症候群のリスクを低下させるために増量投与から開始した。主要評価項目は、独立したレビューによって評価された客観的奏効率とした。
結果:128人の患者のうち、80%が客観的奏効を達成し、完全奏効率は73.4%であった。無増悪生存期間中央値は20.7ヵ月であり、16%が有害事象のために中止した。
結論:Odronextamabは、多くの前治療を受けた再発濾胞性リンパ腫患者において、高い完全奏効率と管理可能な安全性を示した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.08.2239
PMID: 39147364
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