頭頸部IMPTに対するオランダの頑健性およびモデルに基づく選択プロトコルの確率的評価:多施設研究。

原題
A probabilistic evaluation of the Dutch robustness and model-based selection protocols for Head-and-Neck IMPT: A multi-institutional study.
背景:本研究では、ロバスト性評価(RE)プロトコルからの目標用量の患者間及び施設間変動を検討し、オランダの3つの陽子線治療施設で治療された頭部及び頚部癌患者に対する陽子線治療におけるモデルに基づく選択(MBS)アプローチのロバスト性を評価した。

方法:治療計画のロバスト性を評価し,臨床標的容積(CTV)用量及び腫よう制御確率(TCP)を含む線量測定パラメータを導くために,100人の頭部及び頚部癌患者に対する臨床治療計画を多項式カオス展開を用いて解析した。

結果:CTV線量は2施設間で一貫しており、3番目の施設ではわずかな減少があったが、TCPには有意な影響を及ぼさなかった。NTCPの変動は最小限のままであった。

結論:REおよびMBSプロトコルを標準化したところ、TCPおよびNTCPのアウトカムは同程度であったが、患者間および施設間の線量測定上のばらつきは持続しており、MBSアプローチは陽子線治療における患者の適格性に関して頑健であることが確認された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110441
PMID: 39069084
Open Access

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