原題
Randomized Trial of Exercise and Nutrition on Chemotherapy Completion and Pathologic Complete Response in Women With Breast Cancer: The Lifestyle, Exercise, and Nutrition Early After Diagnosis Study.
背景:化学療法終了後の成功は、乳癌の転帰を改善するために極めて重要である。運動および健康的な食事が化学療法終了後に及ぼす影響は、相対用量強度(RDI)で測定した場合、依然として不明である。この無作為化試験は、化学療法終了後の乳癌の女性におけるRDIおよび病理学的完全奏効(pCR)に対する運動および栄養療法の効果を検討することを目的とした。
方法:ステージI~IIIの乳癌を有する女性173名を、通常ケア群または在宅運動および栄養療法群のいずれかに割り付けた。化学療法の用量調節、遅延、およびpCRを分析した。統計的検定を用いて、介入群とUC群を比較した。
結果:介入群の参加者は、運動および食事の質においてより大きな改善を示した。RDIは介入群とUC群の間で有意差はなかった。85%以上のRDIを達成した患者の割合は両群で同程度であった。しかし、術前補助化学療法を受けた女性では、介入群の女性の方がUC群よりもpCR率が高かった。
結論:食事と運動の介入はRDIに影響しなかったが、術前補助化学療法を受けている乳癌の特定のサブタイプではより高いpCRと関連していた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00871
PMID: 37656930
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