頭頸部がんにおける放射線療法と併用したシスプラチンの週1回投与と3週間に1回投与を比較した第3相ランダム化研究の長期更新。

原題
Long term update of a phase 3 randomized study comparing once-a-week versus once-every-3-weeks cisplatin along with radiation in head and neck cancer.
背景:W3W研究では局所進行頭頚部扁平上皮癌(LAHNSCC)に対する根治的放射線と併用した2つのシスプラチン投与レジメンの有効性を評価した。

方法:2013年から2017年の間に,300人の患者を,局所領域コントロール(LRC)を一次エンドポイントとして,3週間毎のシスプラチン100 mg/mまたは毎週の30 mg/mのいずれかに無作為に割り付けた。

結果:追跡期間中央値は6.91年であった。2年および5年LRC率は、3週間投与群(73.95%、56.76%)の方が週1回投与群(58.75%、48.09%)よりも有意に高かった。5年全生存率も3週間投与群の方が良好であった(50.55%対43.60%)。

結論:これらの知見は、LAHNSCCにおける強化された局所領域制御のための標準治療として、3週間ごとのシスプラチン100 mg/mを支持するものである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.07.2315
PMID: 39074566

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