切除されていない脳転移に対する分割定位放射線手術における肉眼的腫瘍容積線量の増加と腫瘍容積の減少および局所制御との関連。

原題
Association of increasing gross tumor volume dose with tumor volume reduction and local control in fractionated stereotactic radiosurgery for unresected brain metastases.
背景:分割定位放射線手術(fSRS)は切除されていない脳転移に対して極めて重要であり、治療後の有意な容積反応は局所制御の可能性を示す。本研究では、肉眼的腫瘍容積(GTV)線量、fSRS後6か月の容積反応、及び局所不全(LF)の予測の間の相関を検討した。

方法:GTV線量と追跡結果に焦点を当てて、5分割でfSRSで治療した241の脳転移を有する115人の患者の後ろ向き分析を行った。

結果:GTV D80>42 GyおよびD98>39 Gyは、65%以上の体積減少およびLFリスクの低下と関連していた。

結論:より高いGTV線量は体積減少と局所制御を改善し、fSRSにおける線量分布の最適化の必要性を示唆した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02487-6
PMID: 39061079

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