原題
Helical Tomotherapy versus Three-Dimensional Conformal Radiotherapy in High Risk Prostate Cancer: A Phase III Randomized Controlled Trial.
背景:この第III相試験は,高リスク前立腺癌患者におけるヘリカルトモセラピー対三次元原体照射(3D-CRT)の長期結果を研究した。
方法:本試験では、新規患者を3D-CRTまたはトモセラピーのいずれかで無作為に治療し、いずれも3年間のアンドロゲン除去を併用した。主要評価項目は遅発性直腸毒性であった。
結果:123人の患者から、両方の治療法が低レベルのグレード2以上の直腸毒性を報告し、有意差はなかった。また、生化学的進行または死亡にも有意差はなかった。
結論:本研究では、いずれの方法も直腸毒性の発生率は低く、同程度であった。トモセラピーが生化学的無増悪生存期間を改善する可能性を示す有意ではないエビデンスがある。結果は、サンプルサイズが小さく、イベント発生率が低いことに起因する潜在的なタイプIIエラーを考慮して評価すべきである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.05.032
PMID: 39009322
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