分子標的蛍光造影剤による嗅覚を客観的に測定し、嗅覚障害を診断するための非侵襲的診断法。

原題
Noninvasive Diagnostic Method to Objectively Measure Olfaction and Diagnose Smell Disorders by a Molecularly Targeted Fluorescence Imaging Agent.
背景:嗅覚の理解が進んでいるにもかかわらず、特にCOVID-19関連の嗅覚消失に関連する嗅覚消失を非侵襲的に特定するためのツールに対するニーズは満たされていない。

方法:本研究では、嗅覚に不可欠なナトリウムチャンネル1.7を標的とする新規蛍光プローブTsp1a-IR800を用いて、嗅覚消失を診断した。嗅覚消失、慢性炎症、COVID-19とナトリウムチャンネル1.7のダウンレギュレーションとの相関を検討した。

結果:より低いTsp1a-IR800蛍光発光は、生きた動物における嗅覚喪失と有意に相関しており、半定量的評価ツールとしての可能性を示している。

結論:この新しい方法は研究を劇的に改善し、嗅覚消失を客観的に診断することにより治療介入の開発に役立つ可能性がある。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266123
PMID: 38960711

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