原題
Risks of adverse obstetric outcomes among female survivors of adolescent and young adult cancer in England (TYACSS): a population-based, retrospective cohort study.
背景:本研究では、これまでの研究が限られている領域である、17の特定のタイプの思春期および若年成人癌が出生率および産科合併症に及ぼす影響を分析した。
方法:Teenage and Young Adult Cancer Survivor Study(TYACSS)をEnglish Hospital Episode Statisticsデータベースとリンクさせ,癌生存者である96,947人の女性における27の特異的産科合併症を評価した。
結果:研究期間中、女性のがん生存者で観察された出生率は予想より有意に低かった。特に、泌尿生殖器、子宮頸部、および乳癌の生存者では、予想された出産の半分未満であった。子宮頸がんおよび白血病の生存者では、いくつかの産科合併症が認められた。
結論:子宮頚癌および白血病生存者の妊娠は高リスクであり、産科医主導の出生前ケアを必要とする。しかし、他のほとんどの若年成人癌生存者にとって、ほとんどすべての産科リスクは安心できるほど普通のものであり、このような患者に対する臨床ガイドラインの開発を支持している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00269-9
PMID: 38944050
Open Access
コメント