III期黒色腫におけるダブラフェニブとトラメチニブの補助療法の最終結果。

原題
Final Results for Adjuvant Dabrafenib plus Trametinib in Stage III Melanoma.
背景:この試験では、全生存期間のモニタリングを必要とするV 600変異を有するステージIIIのメラノーマ患者を対象に、無再発生存期間および無遠隔転移生存期間の延長におけるダブラフェニブ+トラメチニブとプラセボの有益性を比較した。

方法:この試験には、ステージIIIの黒色腫を切除した患者870人が登録され、ダブラフェニブとトラメチニブを毎日投与するか、2種類のプラセボを1年間投与された。最終結果には異なる生存率が含まれていた。

結果:全生存期間はダブラフェニブ+トラメチニブの方がプラセボよりも良好であったが、その有益性は有意ではなかった。しかし、無再発生存率および無遠隔転移生存率はいずれも一貫した改善を示した。新たな安全性の懸念は生じなかった。

結論:ダブラフェニブとトラメチニブによる長期補助療法は、切除されたステージIIIのメラノーマ患者の無再発生存率および無遠隔転移生存率に関して良好な結果を示した。併用療法は、V600E変異メラノーマ患者の死亡リスクの低下を示した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2404139
PMID: 38899716

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