エストロゲン受容体陽性、ヒト上皮成長因子受容体2陰性の進行乳癌におけるアムセネストラント+パルボシクリブ対レトロゾール+パルボシクリブの無作為化第III相試験:AMEERA-5の主要結果。

原題
Randomized Phase III Study of Amcenestrant Plus Palbociclib Versus Letrozole Plus Palbociclib in Estrogen Receptor-Positive, Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Advanced Breast Cancer: Primary Results From AMEERA-5.
背景:AMEERA-5試験では、進行/転移性ER+/HER2-乳癌の初回治療として、amcenesant+palbociclibとレトロゾール+palbociclibを比較検討した。

方法:二重盲検第III相試験において、以前に全身療法を受けていない成人を、アムセネストラント+パルボシクリブまたはレトロゾール+パルボシクリブのいずれかに無作為に割り付けた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)であった。

結果:1,068人の参加者のうち、レトロゾール+palbociclibと比較して、アムセネストラント+palbociclibではPFSの有意な改善は観察されなかった。有害事象は両群で同程度であった。

結論:本試験は有効性の欠如により中止された。アムセネストラントとパルボシクリブの併用投与に関連した新たな安全性の懸念は確認されなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02036
PMID: 38889373

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