原題
Stereotactic radiotherapy for neovascular age-related macular degeneration (STAR): a pivotal, randomised, double-masked, sham-controlled device trial.
背景:新生血管加齢黄斑変性(nAMD)は失明の一般的な原因である。抗血管内皮成長因子(抗VEGF)注射は第一選択の治療法であるが、電離放射線は治療としての可能性がある。本研究は、定位放射線治療(SRT)が視力に影響することなく注射回数を減らすことができるかどうかを調べることを目的とした。
方法:英国の30の病院からのnAMD患者に対して二重盲検無作為化試験を実施し、患者を16-GyのSRTまたはダミー治療を受けるように無作為に割り付けた。
結果:この試験では、SRTを受けた患者は対照群よりも2年間に必要な注射が少なく、視力の差はわずかであることが明らかになった。注射の回数を減らすことで節約された費用は、SRTの費用と相殺された。
結論:SRTは視力を損なうことなく抗VEGF注射の必要性を減少させることができた。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00687-1
PMID: 38876132
Open Access
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