声門の早期扁平上皮癌に対する放射線療法計画を作成するためのMR線形加速器上のシネMRIを用いた喉頭運動の測定と取り込み。

原題
Measurement and Incorporation of Laryngeal Motion Using cine-MRI on an MR-Linear Accelerator to Generate Radiation Therapy Plans for Early-stage Squamous Cell Cancers of the Glottis.
背景:本研究は声門癌の放射線治療を受けている患者のえん下と呼吸による喉頭運動を検討し,3 D-原体照射(3D-CRT),回転型強度変調放射線治療(VMAT),強度変調放射線治療(IMRT)による危険臓器への照射線量を比較した。

方法:15人のT1-2 N0声門扁平上皮癌患者を、根治的放射線治療コースの種々の段階でシネMRIを用いてスキャンした。種々の喉頭の特徴の動きを記録し、複数の治療計画の線量測定を比較した。

結果:運動の大きさに有意な変化は観察されなかったが、嚥下回数は減少した。喉頭の部分容積を治療するために強度変調法を用いると、頸動脈への線量が有意に減少した。

結論:えん下に関連した動きは稀であり,安静時の動きのみを考慮すれば十分である。よりコンフォーマルな標的を治療するVMAT/IMRTのような技術は、頸動脈や甲状腺のようなリスクのある重要な臓器を温存することができ、長期合併症を減少させる可能性がある。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101490
PMID: 38681895

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