原題
Changes in hospital mortality in patients with cancer during the COVID-19 pandemic (ISARIC-CCP-UK): a prospective, multicentre cohort study.
背景:本研究では、英国のCOVID-19プロトコルががん患者の院内死亡率およびパンデミックの最初の2年間の変化にどのように影響するかを調査している。
方法:COVID-19感染が確認された19歳以上の患者を対象としたプロスペクティブコホート研究が実施され、がん患者および非がん患者における30日間の院内死亡率が評価された。
結果:177,871人の患者のうち、6568人が癌治療を受けていた。30日の指標までに、癌患者の31.7%が死亡したのに対し、癌のない患者では18%であった。
結論:がん患者はCOVID-19による死亡リスクが高い。このリスクは若年患者で最も高く、最適化されたワクチン接種および治療を通じて不良なアウトカムを緩和するための継続的な努力が必要である。この研究は、パンデミックに備えるための対策の重要性を強調している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00107-4
PMID: 38621404
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