原題
Cancer Stage Compared With Mortality as End Points in Randomized Clinical Trials of Cancer Screening: A Systematic Review and Meta-Analysis.
背景:癌スクリーニングの無作為化臨床試験では、エンドポイントとして癌特異的死亡率を用いることが多いが、後期癌の発生率は代替エンドポイントとして役立つ可能性がある。
方法:癌スクリーニングの41の臨床試験のメタ分析を行い,これら2つのエンドポイントの有効性を比較した。
結果:がん特異的死亡率の低下と末期がんとの相関は、がんの種類によって異なり、卵巣がんと肺がんでは強く、乳癌では中等度、大腸がんと前立腺がんでは弱かった。
結論:癌スクリーニングの臨床試験において、後期癌の発生率は、すべてではないが一部の癌に対して適切な代替エンドポイントとなる可能性がある。この知見は、将来の複数の癌スクリーニング試験に影響を及ぼす可能性がある。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.5814
PMID: 38583868
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