放射線治療を受けている乳癌患者における新たに診断された精神障害。

原題
Newly Diagnosed Mental Health Disorders in Patients with Breast Cancer Receiving Radiation Therapy.
背景:精神障害(MHD)はしばしば患者の死亡率を増加させるが,放射線治療を受けている乳癌患者のMHD発生率についてはほとんど知られていない。

方法:2012年から2017年の間に放射線療法を受け,診断から3年以内に新しいMHDを発症した乳癌患者の単一施設データベースを分析した。

結果:調査した967人の患者のうち、33%が主に不安と抑うつ状態のMHDを発症した。主な予測因子には、化学療法を受けること、離婚すること、放射線療法の種類などがあった。より高い苦痛スコアもMHD発症を予測した。

結論:患者の3分の1がMHDを発症し、化学療法、離婚、および特定の放射線療法の種類がリスクを増大させた。このことは、この脆弱なグループを支援する必要性を強調している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.028
PMID: 38582232

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