原題
Global burden of 288 causes of death and life expectancy decomposition in 204 countries and territories and 811 subnational locations, 1990-2021: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2021.
背景:集団の健康および原因別死亡率に関する詳細な報告は、公衆衛生の意思決定の基本である。COVID-19パンデミックのような大量死亡イベントの影響により、これらの推定値はさらに重要になっている。
方法:The Global Burden of Diseases, Injuries, and Risk Factors Study(GBD)2021では、56,604のデータソースを用いて、1990年から2021年までの204カ国における288の原因による死亡率を分析した。
結果:世界の主要な死因は1990年から2019年まで同じままであり、2021年にはCOVID-19が2番目に主要な死因となった。パンデミックにより、2019年から2021年の間に世界の平均余命が1.6年減少した。
結論:長期にわたる平均余命の伸びはCOVID-19パンデミックによって中断され、人口に不均等な影響を及ぼした。死亡率の変化傾向の分析は、パンデミックにもかかわらず、研究期間を通じて平均余命を改善し、死因との闘いにおける世界的な進歩を明らかにしている。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00367-2
PMID: 38582094
Open Access
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