原題
Anti-Interleukin-23 Autoantibodies in Adult-Onset Immunodeficiency.
背景:胸腺腫患者はしばしばインターロイキン-12に対する自己抗体を有する。本研究では、重症感染症患者における抗インターロイキン-23の役割を検討した。
方法:抗インターロイキン-12を有する患者、主に胸腺腫患者を抗インターロイキン-23についてスクリーニングした。まれな感染症を有する胸腺腫および非胸腺腫患者を含む第2のグループも試験した。
結果:重症感染症患者30名のうち、半数にインターロイキン-23を中和する自己抗体が認められた。この強力な活性は感染症の重症度と一致していた。抗インターロイキン-23は胸腺腫患者91名の81%で感染症と関連していた。抗インターロイキン-23の中和は広範囲に広がった感染症患者の83%で明らかであった。
結論:中和抗インターロイキン-23の存在は、マイコバクテリア、細菌、または真菌感染症の患者における重篤で進行中の日和見感染症を示唆している。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2210665
PMID: 38507753
成人発症型免疫不全における抗インターロイキン-23自己抗体。

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