FGFR変化を伴う進行固形癌患者におけるerdafitinib(RAGNAR):国際的な単群第2相試験。

原題
Erdafitinib in patients with advanced solid tumours with FGFR alterations (RAGNAR): an international, single-arm, phase 2 study.
背景:本試験では、治療歴のあるFGFR変化を伴う進行固形癌患者を対象に、経口FGFR阻害薬であるerdafitinibの安全性と有効性を検討した。本試験は、15ヵ国156施設で実施され、様々な種類の腫瘍を有する患者を対象とした。方法:患者にerdafitinibを21日間の連続サイクルで経口投与した。主要評価項目は客観的奏効率であった。結果:治療を受けた患者217人のうち、30%が16種類の腫瘍に対して客観的奏効を示した。最も多くみられた有害事象は、口内炎、手掌・足底発赤知覚不全症候群、および高リン血症であった。結論:erdafitinibは、他の治療選択肢を使い果たしたFGFR変化を伴う進行固形癌患者において臨床的ベネフィットを示し、これらの患者に対するFGFR阻害薬のさらなる開発を支持した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00275-9
PMID: 37541273

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