原題
Correlations of response rate and progression-free survival with overall survival in immunotherapy trials for metastatic non-small-cell lung cancer: an FDA pooled analysis.
背景:米国FDAに提出されたこの研究は、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を含む転移性非小細胞肺癌(NSCLC)試験において、全奏効率および無増悪生存率が全生存率とどのように相関するかを検討することを目的とした。
方法:2016年6月から2021年3月までの第一選択ランダム化試験のプール解析を実施した。この解析には、線形回帰モデルおよびCox比例ハザードモデルをそれぞれ用いて、試験レベルおよび患者レベルの評価の両方が含まれる。
結果:9285人の患者を対象とした13件の試験を分析した。全生存率と全奏効率および無増悪生存率との間に中等度の相関が認められた。奏効した患者は、奏効しなかった患者よりも全生存期間が長かった。
結論:全体的な知見は、中等度の相関を示唆しており、転移性NSCLCに対するICIの第一選択ランダム化試験における成熟した全生存データのさらなる解析を支持している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00040-8
PMID: 38458207
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