肉腫肺転移に対する体幹部定位放射線治療。

原題
Stereotactic body radiation therapy for sarcoma pulmonary metastases.
背景:本研究は、肉腫肺転移に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)の使用を評価することを目的とした。研究者らは、SBRTが少数転移病変を有する患者において高い局所制御率および長期生存を達成するという仮説を立てた。
方法:この研究には、95の肺転移に対してSBRTを受けた66人の患者が含まれていた。局所再発の発生率は、競合リスクの枠組みを用いて推定された。
結果:追跡期間中央値は36か月であった。12か月および24か月での局所再発の累積発生率は、それぞれ3.1%および7.4%であった。12か月および24か月の全生存率は、それぞれ74%および49%であった。少数転移性疾患、胸腔内のみの疾患、およびパフォーマンスステータスは、生存率の改善と関連していた。軽度の毒性のみが観察された。
結論:SBRTは、優れた局所制御と低い毒性率で、肺肉腫転移を治療するための手術に代わる有効な選択肢を提供する。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109824
PMID: 37532104

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