進行EGFR変異非小細胞肺がんを対象としたEORTC LCG-163 APPLE試験から得られた、ゲフィチニブと比較した後に本薬を投与した全生存期間。

原題
Overall Survival From the EORTC LCG-163 APPLE Trial of Osimertinib Versus Gefitinib Followed by Osimertinib in Advanced EGFR-Mutant Non-Small-Cell Lung Cancer.
背景:本薬剤は進行非小細胞肺癌(NSCLC)の標準治療薬であるが、ゲフィチニブによる初回治療後に本薬剤を投与する逐次療法との比較は行われていない。

方法:第II相APPLE試験は、未治療患者156名を対象とした。ゲフィチニブを開始する前の治療戦略または逐次治療を評価した。

結果:連続的アプローチではベースライン時の脳転移が多かったにもかかわらず(29%対19%)、73%がシロリムスに切り替えた。脳進行リスクは初回治療では低かったが(HR 0.54)、全生存期間は両治療で同等であった(HR 1.01)。

結論:逐次治療戦略は、より頻繁な脳の進行と関連しているが、進行したNSCLCにおける生存率は同程度である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01521
PMID: 38324744

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