骨盤リンパ節照射を含む前立腺癌に対する放射線療法後の2年間の患者報告による腸機能の悪化。

原題
Worsening of 2-year patient-reported intestinal functionality after radiotherapy for prostate cancer including pelvic node irradiation.
背景:本研究では、前立腺癌患者に対する骨盤リンパ節照射(PNI)に起因する2年間の腸毒性(IT)を定量化し、ベースライン/急性症状との関連を検討しようとした。

方法:患者が報告したITは、炎症性腸疾患アンケート(IBDQ)を通じて、治療の様々な段階および5年間にわたる追跡調査で収集され、ベースライン時に重度の症状のない400人の患者を評価した。

結果:主に少量で有意な2年間の平均悪化が示された。この低下は主にベースライン値によって制御されていた。急性症状は2年間の悪化に顕著に影響し、より大きな初期症状を示す患者は有意に大きな低下を示した。

結論:PNI後、患者が報告した腸症状のわずかではあるが有意な2年間の悪化が認められ、重度の急性症状を経験した患者はリスクが高かった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110088
PMID: 38199284

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