原題
Bosutinib in Resistant and Intolerant Pediatric Patients With Chronic Phase Chronic Myeloid Leukemia: Results From the Phase I Part of Study ITCC054/COG AAML1921.
背景:成人慢性骨髄性白血病(CML)に対して承認された薬剤であるボスチニブは、成長への影響が少なく、独特の忍容性プロファイルを有することが期待される。本研究は、小児への使用に適した用量を決定することを目的とした。
方法:非盲検試験において、困難な形態のCMLを有する1~18歳の小児30名に、300、350、または400 mg/mの用量を毎日投与した。毒性が最小限で、成人の目標AUCレベルを達成する用量が求められた。
結果:27人の小児からデータを収集し、350 mg/mおよび400 mg/mの耐容用量を得た。最も一般的な副作用は下痢であり、7人の患者で中止に至った。
結論:ボスチニブはCMLの小児に対して安全かつ有効である。推奨用量は、耐性/不耐性患者では400 mg/m 1/日、新たに診断された患者では300 mg/m 1/日である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00897
PMID: 38033284
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