再発または転移性上咽頭がんに対するToripalimabと化学療法薬の併用:JUPITER-02無作為化臨床試験。

原題
Toripalimab Plus Chemotherapy for Recurrent or Metastatic Nasopharyngeal Carcinoma: The JUPITER-02 Randomized Clinical Trial.
背景:現在、上咽頭癌(NPC)に対してFDAが承認している治療法はなく、ゲムシタビン-シスプラチンは再発性または転移性NPC(RM-NPC)に対する標準的な第一選択治療である。
方法:この多施設無作為化二重盲検第3相試験では、RM-NPCの第一選択治療として、ゲムシタビン-シスプラチンと併用したtoripalimabとゲムシタビン-シスプラチン単独を比較した。289人の患者が登録され、最長2年間治療された。
結果:Toripalimabは、プラセボと比較して、無増悪生存期間および全生存期間を有意に改善した。有害事象はtoripalimab群で高かったが、ベネフィットは副作用を上回った。
結論:ゲムシタビン-シスプラチン療法にtoripalimabを追加すると、RM-NPCの生存転帰が有意に改善され、新しい標準的な第一選択治療と考えるべきであることが示唆された。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2023.20181
PMID: 38015220

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