早期子宮頸癌に対する妊孕性温存手術後の細胞診およびヒトパピローマウイルスに基づく追跡戦略の最適化:全国的な集団ベースの後ろ向きコホート研究。

原題
Optimising follow-up strategy based on cytology and human papillomavirus after fertility-sparing surgery for early stage cervical cancer: a nationwide, population-based, retrospective cohort study.
背景:早期子宮頚癌に対する妊孕性温存手術後の再発を検出するには、最適な追跡戦略が必要である。本研究では、子宮頸部細胞診および高リスクHPV検査の予測値について検討する。

方法:2000年から2020年の間に妊孕性温存手術を受けた18~40歳の全患者を含む、Netherlands Cancer RegistryおよびDutch Nationwide Pathology Databankのデータを用いた。主なアウトカムは、CIN2+再発の累積発生率および無再発生存率であった。

結果:対象とした1462人の患者のうち、128人の患者に再発性CIN2+が認められた。10年無再発生存率は43.1%から92.1%の範囲であった。高リスクHPVが陰性で、細胞診が正常または低悪性度の患者では、再発率が最も低かった。

結論:正常または低悪性度の細胞診で高リスクHPV陰性の患者には、より長い追跡期間を提供することができ、それによって医療効率を改善し、コストを削減することができる。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00467-9
PMID: 37952541

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