原題
Phase I Study of [(68)Ga]Ga-Anti-CD206-sdAb for PET/CT Assessment of Protumorigenic Macrophage Presence in Solid Tumors (MMR Phase I).
マクロファージマンノース受容体(MMR)を発現するマクロファージは、癌を含む様々な疾患に関与している。この研究で研究者らは、抗炎症性マクロファージ上のCD206を標的とする[Ga]Ga-NOTA-抗CD206単一ドメイン抗体(sdAb)と呼ばれるPETトレーサーを評価した。第一の目的はトレーサーの安全性、体内分布および線量測定を評価することであり、第二の目的は腫瘍への取り込みを測定することであった。トレーサーを固形腫瘍患者7例に注射し、臨床検査および採血により安全性を評価した。PET/CTスキャンを実施し、体内分布および線量測定を評価した。トレーサーは安全で忍容性が高く、迅速な血液クリアランスおよび腎排泄が可能であり、高コントラスト画像が可能であることが明らかになった。放射線量は他の一般的に使用されているPETトレーサーと同程度であった。これらの有望な結果に基づいて、第II相臨床試験におけるさらなる研究が必要である。
Journal: J Nucl Med
DOI: 10.2967/jnumed.122.264853
PMID: 37474271
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