原題
A novel direction modulated brachytherapy technique for urethra sparing in high-dose-rate brachytherapy of prostate cancer.
背景:画像誘導高線量率(HDR)前立腺小線源治療は有効であるが、一部の患者は泌尿生殖器(GU)毒性を経験する。尿道の線量はGU毒性と関連しているため、標的を確実にカバーしながら尿道を温存する技術が望ましい。回転遮蔽小線源治療(RSBT)のような強度変調小線源治療(IMBT)デザインは、優れた線量測定を提供するが、使用は困難である。本研究で研究者らは、可動部品を必要とせず、一般的に使用されているIr線源で機能する、方向変調小線源治療(DMBT)と呼ばれる新しい技術を提案している。
方法:研究者らは、モンテカルロシミュレーションを用いてIr源をシミュレートした。DMBT針は、プラチナシールドとHDR源用の溝を備えたニチノール針で構成されている。彼らは、患者症例における線量-容積基準を評価することにより、DMBT針の有効性を評価した。
結果:DMBT針は非遮蔽側と比較して線量を49.6%(39.2%)減少させた。DMBT計画では、標的範囲を維持しながら、0 mmのマージンで10.3%(8.1%)、2 mmのマージンで17.7%(16.6%)の尿道線量を減少させた。
結論:DMBT法は、標的範囲や治療時間を損なうことなく、尿道を温存するための臨床的に実行可能な解決策を提供する。
Journal: Radiother Oncol
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109801
PMID: 37423478
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