原題
Concurrent and adjuvant temozolomide for 1p/19q non-co-deleted anaplastic glioma (CATNON; EORTC study 26053-22054): final and exploratory analyses of a randomised, open-label, phase 3 trial.
背景:CATNON第3相試験では、放射線療法にテモゾロミド(TMZ)を併用または補助的に追加することで、退形成性星細胞腫の転帰が改善するかどうかを検討し、長期追跡調査でIDH変異状態を分析した。
方法:751人の患者を放射線療法単独、放射線療法+同時TMZ、放射線療法+アジュバントTMZ(12サイクル)、またはその両方に無作為に割り付け、444人はIDH変異腫瘍を有していた。追跡期間中央値は10.9年であった。
結果:アジュバントTMZは、治療意図集団(HR 0.65)で全生存期間を改善し、IDH変異患者(中央値12.5対6.0年;HR 0.54)で顕著に改善した。TMZの併用は明らかな有益性をもたらさず、IDH野生型ではTMZの有益性は得られなかった。一部のゲノム変化は予後不良を予測したが、TMZの有益性は予測しなかった。
結論:放射線療法とそれに続く12サイクルのアジュバントTMZ(同時TMZなし)は攻撃的なIDH変異星状細胞腫の生存を延長する。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00614-X
PMID: 41449147

コメント