原題
Oncological outcomes with and without axillary lymph node dissection in patients with residual micrometastases after neoadjuvant chemotherapy (OPBC-07/microNAC): an international, retrospective cohort study.
【目的】術前補助化学療法後に残存センチネルリンパ節微小転移(ypN1mi)を有する患者においてえきかリンパ節郭清(ALND)を省略できるか否かを検討した。
方法:OPBC-07/microNACは、SNB、TAD、またはMARIによってypN1miが検出された84のセンター(2013-2023)からの1,585人の患者を遡及的に分析した。主要エンドポイントは5年腋窩再発であり、3年発生率が報告された。
結果:追跡期間中央値3.1年。全体の3年腋窩再発率は2.0%で、ALND省略による差はなかった。しかし、ALNDのないtriple-negative患者は再発率が高かった(8.7%対2.4%、p=0.018)。多変量解析では、ALND省略ではなく、triple-negativeサブタイプとリンパ節放射線療法の省略が示唆された。
結論:リンパ節放射線療法で治療したypN1miにはルーチンのALNDは不要であるが、腫瘍の生態(例、triple-negative)を決定の指針とすべきである。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00598-4
PMID: 41449148
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